美人画浮世絵展

車で遠足

車の運転が嫌いな私、高速道路を最初に走ったのは、XX年前に教習所の最終実習で(確か)海老名あたりをチョコっと、最後に走ったのは渡墨前に知人に愛車を売るために乗った東名で約1時間でした。
つまり国内での最長運転距離は1時間でした。

メキシコで就業してからは「郷に入ったら郷に従え」とでも言うのかしら、バスでは不便過ぎて車を出すしかない距離の移動というのが公私共にあり… 人生の最長運転距離は3時間程度になりました。

今回見たいと思った浮世絵展は、コロナ禍なら間違いなく電車で行く距離でしたが、電車では時間帯的に通学・通勤者も多く、密は極力避けたいので約1時間の運転を選択することにしました。

早朝の用事を済ませて出発すると、それでも国道の通勤渋滞に見事にハマり、1時間以上のドライブとなってしまいました。

結果として、毛嫌いしていたけど(運転)できない事でもない。
メキシコに比べれば周りは安全運転です。ダウンロードし溜めていたPodcastもじっくり聴けたし。
とはいえハンドルを握っている時の身体の緊張は緩むことなどなく、往復を考えると片道1.5時間が限界 ☹ でも、よくやった、私。

美人画を観察する角度がいい♪

安祥城址公園 モニュメントと郵便ポスト

初めて訪れた安城市歴史博物館、素敵な場所でした。特に公園。
家を出た時は土砂降りだったのに、着く頃には信じられないほどの晴天で帽子も日傘も持参していなかったので、あまりの暑さにゆっくり散策はせず博物館に直行しました。

オーディオガイドが無料だったので貸出をお願いしました。
残念ながら写真撮影は全て禁止です。

美人浮世絵展 パネル

いやぁ、良かった。
多くの展示作品がありましたが、画を見て「あ、これ素敵だな」と思った作品の画家名を見るとだいたい北斎でした。
両国のすみだ北斎美術館も行ったし、北斎は偉大な浮世絵画家として大好きです。
それでも画風を見て「これは北斎だ」と言い切れるほどの知識はありません。

今日のように数ある画を見て惹かれるものの多くが北斎の作品だったと言うことは、知名度ではなく自分が純粋に北斎のタッチや色使いが好きなのだと実感しました。

ワーキングウーマン、ライフスタイル、ファッションetcといった現代的な角度から見る展示の仕方も面白くて、来館者も少なくゆっくり堪能できました。
気づくと目の前が出口で「もう終わり!?」と思いましたが、よく考えたら500円でこれは十分な内容です。

日本では昔から留袖・振袖、眉なし・あり等々、外観で既婚・未婚が簡単に見分けられたのはよく知られた慣習ですが、今まで特に深く調べたことはありませんでした。
今日も「とんだ差別や。そんな時代に生きなくて良かった」なんてホッとしながら作品を眺めていたのですが、ふと「でもなぜ?」が気になり簡単に検索をしてみました。
袖は長さは既婚・未婚というより大人になった証としての意味合いが大きく、眉は人妻だと示すことで不倫防止という説があるそうです。

なるほど、面白い。
なぜ女性だけ?という次の疑問は今日は置いておいて。

何はともあれ、来て良かった☺

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