海外とBlogと私

海外生活6年目!?

メキシコでの生活が2018年3月1日で6年目突入となりました。

学生時代〜社会人まで、休みを使っては計30ケ国以上を旅して、そのうち2ヶ国に住んで、色んな人に出会って、面白い経験をして、美味しい物をたくさん食べて来ました。
それでも心はいつも日本… のはずだったのに、気づけば3ケ国目の居住国メキシコ生活中です。

なぜ海外へ旅に?

好きだから♪ 旅の理由に他のことが思いつかない。
(今居るメキシコは、仕事がきっかけなので若干動機と意欲に欠けるけど)

今みたいに”インスタ映え”という言葉も、デジカメという技術も、FacebookやWifiさえも無かった頃(何歳かは聞かないで…)、大学生だった私はアルバイトをしては長期休暇になるとバックパック1つで1〜2ヶ月の一人旅に出ていました。

美術館や博物館を巡り、安宿で友達を作ったり、他の国の話を聞いたり、彼らの質問で日本の良さや悪さに気づいたり… 純粋にそれが楽しかったのです。
英語が得意だった事もあり、人との触れ合いで得られる事が好きでした。

大学時代は、授業が終わるとアルバイト先の某牛丼屋へ、土日祝日年末年始も返上で働きました(もちろん単位も4年できちんと取っています、親友に感謝)。
時に夕方5時から翌朝5時まで働いた事も… 体力的にきつかったけれど次の旅の為と思えば苦ではありませんでした。
家に帰ると、鼻を突く牛脂の匂い。そのせいか、あの匂いが苦手でいまだに私はどの牛丼チェーンにも行けません。多分2回くらい人に付き添って入った程度です。

書くのが嫌い?

いや、むしろ好きなほう。

Facebookが誕生する前は手紙魔でした。街中の大型文具屋さんに行って、国内外の友達毎に便箋や封筒を選ぶワクワク感が大好きでした。

また、昔から国籍を問わず「せっかく色々経験してるのだから、Blog(本)にしたら?」とよく言われていました。
その一方で「もっと本読んだら?」「言葉遣いおかしいよ」と言われた事もあり、言葉を公に残す事となると前向きでない自分も居ました。

それでも物は試しと無料Blogで挑戦してみたものの(しかも2回)、自発性の無さからか進みませんでした。そのくせ凝り性な部分もあり、知識が無いくせに凝ってしまうので前に進まずフェイドアウトでした。

アナログの頃

感化されやすい私は、小学生の時に読んだ “アンネの日記” をきっかけに20代半ばまで日記をつけていました。

2017年の年末、メキシコから日本に久しぶりに長く帰国しました。
自分の雑貨など整理していた時に昔の日記を読み返しました。
すっかり忘れていた事が次々と蘇り、時には一読者のように 「あぁ、私らしい反応だ」 とか 「え、そう思ってたの?」と突っ込んでみたり。
初めての一人旅の時や遊学の時の日記は、当時の寮の匂いや毎朝聴いていた音楽まで蘇えらせました。

日記を通して自分を叱咤激励して目標に邁進した毎日、目標を見失いそうになると読み返して自分にエールを送っていた事も思い出しました。

まさに感情が蘇る、と言う感覚です。

やりたい事も感情もあるけれど、社会人歴を重ねるうちに日記が手帳になりスマホアプリになり、内容もタスク管理のようなものに変わりました。
しかし事務的なタスク記録は振り返り確認はできても、スマホの履歴では感情が蘇らないのです。

旅先で学んだ事、助けてくれた人、感動した場所、素晴らしいと思った景色や絵画… 100項目以上はあるだろうに、既に全部は思い出せません。

今までの思い出が消えちゃう!

昔は本、今はBlog、10年以上もまわりに勧められていたにも関わらず、面倒だなーと腰を上げなかった私がどうして今回Blogを改めて始めてみたのか。

思い出せなかった事がすごく勿体無いな、と。
私が死んじゃったら全部消えちゃうんだな、と。
有名人じゃないからそれでもいいんだけど、最近は姪っ子達が大きくなり「なんで他の国に住むの?」「なんで外国語しゃべれるの?」なんて聞かれるようになりました。
同じようなことはこれまで知り合った人にも聞かれていたことだけど、姪っ子となると言葉の威力が強い☺
最初から話して聞かせるなんて機会はなかなかないだろうから、全部は無理でも残して置きたくなりました。
ついでに今後誰かに聞かれたら「実はBlog書いてて…」とリンク渡せるし、一石二鳥じゃん♪

年が明け、メキシコに戻ると早速調査開始、Wordpressを知り、Google先生の助けで初耳のHTMLやCSSを低レベルで理解し、「ええぃっ!」と誕生したのがこのブログです。文章下手でも良い、記録が残せれば。

勢いって時に素晴らしい。

自由に生きてる

よく言われます。

自由、その時々の直感に生きてるというか。
辛い事もたくさんあるけれど、普通はそれより面白かったことを土産話にするわけで。

最近は減りましたが、昔は「ワーホリ行きたいけど…」「転職したいけど…」「英語が上達しない」など相談を本当に良く受けました。

基本的に私の答えは何年も変わりません… 「Just do it!(まず、やってみな!)」
不安なのは重々分かる、私もそうだったし。でも、起きるか分からない事に悩むのは本当に時間が勿体ない。
自己満なこのBlogでも、そんな人の目に触れて少しやりたい事を心に抱えて迷っている人の糧になればとも思います。

若者の海外旅行離れ

最近の日本の傾向らしいと何かの記事で目にしました。

海外と日本に優劣をつけるつもりはないけれど、一度ならず何度も国外に出てみた事が私の人生に与えた影響は大きいと思っています。

インターネットで情報を得るのと、実際に行動して見て得る情報は違います。

で、外から日本を見てて憂うのは日本のガラパゴス化。「井の中の蛙大海を知らず」になり始めているのでは?と。日本は誇るものをたくさん持っています。

だけど、今のように情報が分刻みで変わる世界で、日本はこれ以上の経済成長、もしくは現状維持でさえ、今後は外を知らずしては難しいだろうというのを日々感じます。大海を知らずして、時代を進むのは難しい。

きっかけは大きな事でなくて良いと思います。

私が英語を始めたのはハリウッド俳優に憧れ、アメリカのポップスにどハマりしたから。イタリア語を始めたのは1人旅で訪れた南イタリア人の暮らしに惚れたから。スペイン語を始めたのは「イタリア語知ってたら簡単に話せるよ」、「スペイン語知ってる方がもっと色んな国を楽に旅できるよ」と言われから。
じゃぁやってみっか…と、立派な大義名分などございません。

少しでも日本の外に興味があるのなら…まずは数日の海外旅行でもいいから行ってみて欲しい。そしてもっと興味が増したら、語学研修やワーホリなどで長めに滞在して欲しい。
終身雇用もボーナスも確約されない今の時代、少し日本を離れても失うものより、得るものの方が大きいと思います。

一石数鳥

… とまぁ、要は
◆ 昔つけていた日記をアナログからデジタルに
◆ 姪っ子が大きくなった時に読み返せる
◆ 時折受ける相談や質問に「Blogあるよ」で返せる
「どうしてメキシコに住んでいるんですか?」「どうして四ヶ国語話せるんですか?」って、色々な背景が複雑に絡み合って話すと長い
◆日本の家族や友達が複数のSNS(Facebook, Line, Instagram)を介さず私の近況をこのBlogで一見できるようになったら良い

ふぅ… と・も・か・く、前置きが長くなったけれど、これで何年後かに読み返して思い出せる日々の記録が残る場が構築出来た♪
大変なのはこれから、”続ける”ということ。

過去の旅、仕事、海外での生活… 徒然と書いていけたらと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする