¥ NHKの元をとる
エール
一時帰国がコロナ禍で予想以上に長くなり、在宅でもあるので、家にいる時間が長い。
そんな2020年、NHKの朝ドラと大河ドラマを全話見ると決めてみた。
偶然か両方とも地元周辺が舞台とあり、親近感もあったし。
“エール”は年末に見終えました。
コメディタッチの部分もありつつ、ホロっとするところもあり。
やっぱり地元の俳優さんは方言が自然だなぁって思ったり。
最後が出演者の歌謡ショーのような構成だったのも驚いた。
見覚えのある場所も何ヶ所か出てきて。
ストーリーも良かったけど、そんな楽しみが出来たドラマでした。
麒麟がくる
まさに今日最終回でした。
こちらは主役・明智光秀とその主君・織田信長が軸の話。当然、三英傑揃います。
号泣につぐ号泣よ…。
学生時代は日本史が苦手で。
海外に暮らすと必然的に自国の歴史を知らなければならない機会は多く、それでも本を読み漁ったりなんて振り返りはした事がなく。
だから明智光秀も本能寺の変も、日本人なら当然聞いた事があれど深くは知りませんでした、正直なところ。
なんなら、光秀はただの謀反者くらいの認識。
所詮、その時代の正確な記録があるわけでもなく、当人達が生きてるわけでもなく、”ドラマ”だけに原作者や脚本家の創造物ではあるものの… 本当にそうだったんじゃないかと信じさせる物語でした。
見終わってから2時間経ってるけど、まだ切ない。
三日天下と言われただけに、信長を倒してすぐに秀吉に征伐されるところはナレーションで出てたけど「敗れた」って表現だったのよのね。
歴史上はそこで「落武者狩りにあって亡くなった」とある他に「生き延びて、僧・天海として徳川家康を助けた」って言う説があって、今日の終わり方はこの後者の説に基づいたような流れでした。
主人公の生死を視聴者に託すような完結って、好まれない方が多い思うし、私もどちらかと言うとそういう側。
でも今回の終わり方はこれで良かった!(私は)
こんなに世を良くしたいと実直に進んで来た人が、忠実を誓った主君を自分で手に掛けた後に三日天下で征伐されるなんてやり切れない。
なんなら今夜眠れない。
いやぁ、本当に良かった…☻
意外にセンスのある番組が多いNHK
別に批評家でもないけど、搾取された視聴料でくだらない内容ばっかりならキレるでしょ。
けれど、ドキュメンタリーやニュースはもちろん、実はシュールな番組も多くて、結構録画しては空いた時間に見てます。
サブスク系の動画配信の料金と質に比べたら劣るけど、まぁ視聴料が100%無駄なわけではない。
メキシコに居た時に通訳で滞在していたホテルには国際NHKが流れていたので、毎日ニュースが見れたし(契約してたのはホテルだけど)。
PodcastでNHKニュースを毎朝支度しながら聞いてたけれど、終業後にホテルの部屋で見るTV版NHKは、海外に居ながらして日本に居るようなホッとする時間だったな。
てなわけで、私は結構元は取れてるのかなと思ってます。