寮生活

ただいま契約終了、寮生活スタート

日本から空港に到着し、友達とその旦那様の運転で閑静な住宅街に入ると、マンションに着きました。

門前には体格の良いメキシコ人が…この人が人事部長か。航空券といい住所といい…
航空券に関しては相当社長に叱られた様ですが“もう着いたんだし”と気に留めたていない感じです。
また人の良さそうな顔してるし、私も疲れてるしで咎める気力ももうない。

案内されて上にあがると、不動産屋の担当と思われる人が居ました。
挨拶をすると間取りを案内してくれました。
3つトイレ付きの部屋があり、どれを選んでもよいとのことだったので、一番大きいマスタールームを選びました。
残りの2部屋は出張者用とのことで、私は「居たいだけ住んでいいし、その場合は無料だから」と言われました。
とはいえ、仕事で長く住むにはルームシェアより自分の空間でリラックスできる時間が欲しいと思っていたので、「でも早急に自分のアパート探します」と伝えました。

案内が一通り終わりると、人事部長はリビングのテーブルに腰掛け、何か書類にサインをし、鍵を貰い、その鍵をそのまま私に渡してくれました。

「はい、寮の鍵」

私が入居するこの時間に当てて、たった今引き渡し完了ですか…。

とりあえずタコス食べたい

荷物を運び、社長夫婦が「お腹空いたでしょ、何食べたい?」と。
「とりあえずタコス食べたい。チョリソーとパストール」

目の前で引き渡しが終わった寮には、Wifiがまだありませんでした。
社長が「奥さんの携帯を置いてくからテザリングで家族とか連絡するのに使って」と言ってくれました。
「ありがとうございます。じゃぁ、戻ったら連絡始めます」と言い、3人でタコスを食べに出かけました。

なんか最後まで慌ただしくて”本当にこの選択は正しかったのかなぁ”と思うことだらけでした。
仕事を受けた責任はあるものの、どうなんだろうと。

タコス食べてミチェラーダ飲んだら、「本場のタコス、久しぶり! 美味い!!」で、“ま、いっか”と。
自分で選んで来たんだし、もう始まったんだからクヨクヨしてもしょうがないし。

とりあえず、この日は家に着くとベッドへダイビング。
長かった…