IKIGAI/生き甲斐(3)

“IKIGAI/生き甲斐”は日本的思考?

徒然なだけに前置きが長くなったけれど、以前”今を生きる“で書いた日本人の先を思う性格が生きてるところであり、メキシコ人との大きな違いでないあかと思い始めました。

色々準備をしていて最近非活動的(夜遊びや夜飲みを減らしただけ…)な私を「色々考え過ぎ」とちょっとした非難の目で見る友達。
私から見ると、5年前から不定期に呼ばれる油田の仕事を嫌々続け、会う度に副業が変わる彼はこのまま行けば5年後の40歳を過ぎた時も同じと思うので、そちらの方が「色々考えなくて大丈夫?」と思う(言わないけど)。

つまり、ここにもメキシコ人の”今を生きる”精神があるようです。
今お金もらえてるから良いじゃない、転職したらもっとお金がもらえるから良いじゃない。

お金は大事だけれど、日本人はここ、仕事を選ぶ時に”生き甲斐”のエッセンスが入ってくるのでは?と。
「その仕事、お金は良いけど生き甲斐(やり甲斐)はあるのか?」とか「将来のプラスになるのか?」とか。

私は少なくてもそう。
だから日本人の皆がこの考え方を明確において生きているとは思わないけれど、人生の分岐点、特に転職など仕事の中で自然と考えている事ではないかと。

そんなタイミングで、最近「IKIGAIって言葉知ってる?」とこちらの友達から聞かれる事が多くなり、Google先生で検索してみたら、なんと図解で英語版・スペイン語版まであります。

当たり前に使っていた言葉なので、図解で捉えたことなんてなかったけれど改めて見てみると、生き甲斐は大きく下記の4つが交わった時にその中心に存在するらしい。

①好きなこと
②得意なこと
③お金になること
④世界が求めるもの

④は私にはスケールが大き過ぎるから、”世界”を”労働の場”と解釈すると、確かに私の場合4つが交わったところが語学です。
思い返すと、生き甲斐に語学があり、そこに焦点を合わせて時々に欠けているものを補って来ていたようです。

今は③が安定していないけれど、これまでみたいにどこかで着地点と思える時が来るような気がします。

なるほど、図解で分析するのは始めてだけど、生き甲斐があって仕事が続いてる気はする。

さらにこれがJapanese Concept(日本的思考)として説明されてる事に驚き。

生き甲斐をどこに置くか

でも待てよ… “生き甲斐”の概念を持っているのに、生きてる甲斐があるのか?くらいに日本人は働くのかしら。
いや、生き甲斐を仕事に見出している結果が働き過ぎなのかしら。
残業も有給未消化も、それが生き甲斐だから仕方ないのかしら。

私はこのBlogの画像に写真ACを使っています。
今回試しに”生き甲斐”で画像を探そうと検索をかけたら、老人の写真がたくさん出て来て驚きました。
ボランティアやゲートボールとか…
日本人の”生き甲斐”って、仕事の次は老後のことなの?

最近この言葉が引き合いに出されると言うことは、他国の人達が仕事をする時にこの概念は無いわけです。
なるほど、それなら目先のお金や高条件に動くのは全部合点が行きます。
バカンスや美容へのお金や時間の掛け方には生き甲斐があるようにも見える。

つまり、生き甲斐が存在しないのではなくて、置きどころが違うのではないかと。

【つづく】

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