メキシコでフリーランス(1)

言ったものがち?

4月1日から、正々堂々とフリーランス活動を始めました。

昨年の年次申告を今年行ったのは、途中で前職を退社しているためでまだフリーランスの仕事はしていませんでした。

とはいえ、特に複雑な手続きがあるわけでもなく、税務署でサラリーマンから専門職自営業のステータスに変えたくらいです。今後はそのステータスに則したインボイスを発行してもらわないと経費にならないくらいかな。
4/1も、キリが良いから言っているだけで。

だから4月くらいから「フリーランスで翻訳を始めたの」と周りに言い始めました。
この国はクチコミの方が、オンラインのネットワークより早く回る事が多いので。

何を生業に?

会社員の頃日系企業のセミナーに出ると、だいたいいつも異文化理解に苦戦されている話になりました。
この摩擦を無くすには?がまず起業の始まりです。
特に仕事への価値観は、日本人と比べて磁石のSとNのように違います。
「メキシコ人だから(期待しても)しょうがない」と泥臭い仕事を結局日本人の駐在員さんがこなし、現地人は「最終的には日本人がやるから」で定時帰宅。

しかし基本的にメキシコ人は働き者です。私は彼らに助けられることもよくありました。
それを引き出すにはコツが要るんです。5年間現地人スタッフを下に管理職をして学びました。

これを活かせないかなぁ…と思うようになりました

だけど昔から興味があったこともそろそろ手をつけたい。
人生あと何年?がチラつくお年でもあるわけです。

「通訳・翻訳」を目指そう

やっとそう思える時が来た感じです。
これまでも勧められたり、派遣でかじったことはありましたが、外国語が出来る人は五万と居るわけで。外国語を差し引いた時に、私の経験で通訳・翻訳ができるのかな?という気持ちがずっとありました。

通訳はありがたいことにメキシコでは売り手市場です。企業内通訳の募集は多いです。
でも正社員になってしまうと関わるのは一社のみで拘束時間も長いのが普通です。
“異文化摩擦を減らしたい”という観点からするとフリーランスはそれが満たせると思いました。

翻訳はその一方で昔から興味のある分野が決まっていました。
ただ私の職歴とはまったくかすらない分野なので、これは長期戦で構想を練らないとと思いました。

固定収入はあれど時間が無い社員 or 収入は不安定でも自分が舵を切れるフリーランス…
総合的に考えて”フリーランス”に挑戦する事にしました。
登記などの必要が無く始めやすさもありました。

日本じゃダメ?

よく驚かれるのですが、私は基盤は日本というのはブレた事がありません。
海外は40ヶ国(居住3ヶ国)、国内は20都道府県以上、フラフラしてたけど結局は故郷愛が強い。

なぜ?

昔はやはり海外志向みたいのはありました。それが英語習得の起源でもあります。
でも外国に暮らすほど日本の良さがね… 特に和食と湯船。
私はこれ無しで一生を他国というのは無理です。日本食スーパーとかありますし(高いから5年間で5回も行ったことないけど)、最近では納豆も豆腐も自分で作れるようになりました。
しかし季節の刺身や地酒に代わるものはない、断言出来る。

それでも金銭的・精神的・体力的のどれかで「もうダメ!」ってなるまでは、色々な経験をしたいので、環境が許すなら居たいところに住んでれば良いと思っています。
この環境が許すならは、ビザというかリーガルに居る権利ですね。
これはやはり「よし、海外行こう」と思って簡単に手に入るものではありません。

第二の故郷と思うイタリアや他の国でなくメキシコにしたのは、
– 既に住んでいて、アパートや知り合い等の地盤がある(追加費用が要らない)
– 永住権保持者なので自営で生活できる(企業サポート不要)
この2つが大きいです。

つづく

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