美人画浮世絵展
車で1時間の遠出
車の運転が嫌いな私、高速は教習所の(確か)海老名あたりをちょこっと、そして渡墨前に名古屋の同僚に愛車を売るために乗った東名を約1時間。なんなら、それが国内で自ら運転した長距離移動の人生MAX。
ただメキシコ時代は「郷に入ったら郷に従え」とでも言うのかしら、隣の州の街中にちょっと買い物となると、バスでは不便過ぎて車を出すしかなく… 3時間運転したことが人生MAX。
ただ仕事の場合は極力バス+Uber移動。
今回の浮世絵は約1時間の運転が必要になる… コロナ禍なら間違いなく公共交通手段でした。
朝のうちに観賞をしたいと思うと、電車では時間帯的に名古屋までの通学・通勤車も多く、運転をするかと一大決心をしたのです。
土砂降りだったので、急遽姪に頼まれて高校まで乗せて行ったあと、いざ出陣。
それに合わせて少し出るのが遅れ、国道の通勤渋滞に見事にハマり、予定を上回る1時間30分のドライブとなりました。
結果として、(運転)出来ない事はない。
メキシコに比べれば周りは安全運転ですもん。溜めてたPodcastもじっくり聴けたし。
とはいえハンドルを握っている時の身体の緊張は緩むことなどなく、往復を考えると片道1.5時間が限界 ☹
でも、よくやった、私。
美人画を観察する角度がいい♪
初めて訪れた安城市歴史博物館、素敵な場所でした。特に公園。
家を出た時は土砂降りだったのに、着く頃には信じられないほどの晴天で帽子も日傘も持参していなかったので、あまりの暑さにゆっくり散策はせず博物館に直行しました。
オーディオガイドが無料だったので貸出をお願いしました。
残念ながら写真撮影は全て禁止です。
いやぁ、良かったなぁ。
詳しい解説とかは出来ないけど、まず画を見て「素敵だな」と思い画家を確かめるとだいたい北斎なんだなと。
両国のすみだ北斎美術館も行ったし、北斎は偉大な浮世絵画家として好きだけど、女性の浮世絵だけを見て「これは北斎だ」と言い切れるほどの知識はありません。
でも、今日のように数ある画を見て惹かれるものの多くが北斎の作品だったと言うことは「知名度ではなく純粋に北斎のタッチや色使いが好きなのね」と実感しました。
ワーキングウーマン、ライフスタイル、ファッションetcといった角度から見る展示の仕方も面白くて、人も少なくゆっくり堪能できました。
気付いたら出口で「もう終わり!?」とも思ったけれど、よく考えたら500円ならこれは十分な内容です。
花魁が敬意を以て扱われた時代、日本の女性はところによっては今の方が生きにくいのではとふと思ってしまったり。
留袖・振袖、眉なし・ありetc外観で既婚・未婚が見分けられるのは、おひとり様を謳歌する身として一瞬「はぁ?」なこと。
でも理由があるだろうと簡単な検索をしてみると、袖は長さは大人になった証、眉は人妻だと示すことで不倫防止という説があるそうで。
つまり、慣習自体ではなく、それに対する世間のリアクションが女性を今のご時世を生きにくくさせてるんじゃないの?と。
何はともあれ、あー、来て良かった♪