CURP(メキシコ版マイナンバー)の災難(2)・完
CURP訂正
彼女いわくCURP番号の法則は誰でも知っていることらしい。
今まで最初の会社の人事部長、会計士、転職先の会計士、AFOREの受付… 誰も気づかなかったってどう言うこと?
私のアシスタントは隔日出勤だったので、ランチを奢るのと引き換えに合間を縫って社会保険庁へ行くのに同伴してもらいました。
この手のことは外国人だと変に面倒にしたり厄介な事もあるので。
朝イチで並んでいたので、すぐ呼ばれました。
スペイン語で手早くアシスタントから事の発端と私たちの疑念を話してもらいました。
早速調べると「確かに」とのこと。
自動生成なようでシステム上では私の苗字から取られた単語で成立しているけれど、表向きは違う単語のままという不思議な説明でした。
でも、正しい番号でもログインアカウント作れなかったけどね。
突っ込むと相手のプライドを傷つけ間違いなく厄介な方向に行くので、ここは流す。
CURP訂正終了
とても偉い方なようで、次々と部下のような人が書類を持って来ては署名を依頼されていました。
結果的にアシスタントの助けも大きく手続きは円滑に終わりました。
今は社会保険庁のHPでも番号を入れれば私のデータが正しく出て来ます。
担当者の話だときちんとINFONAVITなどお金周りはきちんと納められている事になっているので(天引き)、今回の訂正で何も問題は無いとのことでした。
作成当時の担当者も知らないし、人の間違えを他の人に愚痴っても仕方ないので、特に文句は言いません。
こちらの人は、間違えはその度に対処、原因を辿って根本から再発防止という考え方はあまりないようなので。
しかし、CURP番号の法則なんて知る由もなく、出来の良いアシスタントを持ってラッキーだったわ。
“CURPって今まで何に関わってたっけ?”で思い浮かんだのが給与明細。
翌日出勤して会社のPCに保存してある明細を見ると、やはり入社した年(’14)のCURP番号は間違っています。
試しに翌年(’15)の一つをクリックして見ると…あれ、正しい?
CURP番号はこの会社で取得したのではありません。
入社時に、前の会社から保存していた資料を渡しました。
つまり、’15で今の会社の会計士が気づいて、明細に表示される番号の訂正をしたらしい。
会計士よ、私に「違うよ」って言えよ…
4年弱も一緒に働いていたから、だいたい彼女が考える事としては「代理で訂正に行って来て」となるから面倒だったんだろうな。
いずれにせよ、CURPは終了です。
そう、まだ”は“です。
メキシコではこの身分証明に使われるRFCやCURPなどの番号達は、お互いのカードや書類には明記され合っているものですが、一括管理されていません。
つまり、CURPで訂正したところで、RFCやFMや免許証に記載されたCURPは変わらないので、各事務所に個別に出向き変更手続きを行う必要があります。
長くなる、これは。