RFC(納税番号)取得

私はRFCを2013年の渡墨時に初めて取得し、2016年に夏に(国税庁の)データミスが発覚し全て更新しました。
従ってその当時の話です。
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国税庁(SAT)へ

まずは渡墨直後の2013年、これも当時の勤め先の人事部長が提携をしていた会計事務所に書類準備を頼み、私は指示されるままに出向いただけなので、特にお伝え出来るヒントもコツも無いのですが。

渡墨後まずFM3を申請・取得、その後すぐ国税庁の州局へRFC(納税番号)の取得に行ったと思います。

RFCはカードの発行や携帯電話の契約、また病院など確定申告で必要なFactura(ファクトゥーラ)(請求書/領収書)を発行して貰うのに絶対必要になります。確定申告時に自分のアカウントに入ると、自分のRFCに対して発行されたFacturaが全て保存済なのは、この番号の紐付けだと思います。
Facturaが発行されて、名前が正しくても自身のRFCが間違っていると、それはただの出費、経費で落とせないです。
お金が絡む事由には必要だと覚えておくといいと思います。

今は国税庁のサイトで申請用紙や取得手続きを進められるようです。

私は会計事務所のインターン生と待ち合わせをして、国税庁に出向きました。
事前にHP経由で予約時間を取っていたものの最初に呼ばれるまで1時間近くかかりました。

全手続きで半日以上

当時は何せスペイン語が、まだ十分ではありません。
色んな窓口に行かされ、8:30に到着して終わった時には正午を回っていました。
インターン生といっても、それほど何か融通が利かせられる立場でもなく。

何枚の紙に署名したか…。
一枚一枚「この紙は?」と聞いていましたが、署名しなければRFCは発行されず、RFCが無ければ生活出来ませんから途中でもう機械的に署名していましたよ。

この時にCD-ROMを渡されました。
Fielと呼ばれる電子署名や全てのデータが入っている、と言う説明でした。
(インターン生も英語での説明が怪しかったので、実際に理解したのは16年頃)

事前の用意書類を渡したにもかかわらずこれだけ時間がかかると、またもや人事部長と彼が主に用意した書類の不備ではと疑いもしましたが、とりあえず番号は取得完了です。

これでお金が関連する手続きや契約事が大方出来るようになります。

CD-ROM紛失

最初の勤め先を退職し、一旦は帰国の準備をしていました。
縁がありまた別の日系企業へ就職が決まり、前会社提携の会計事務所に預けてあったCD-ROMの事を思い出し問合わせをしました。
「預かってるよ」と当時の会計士から返信があり、事務所へ行き受取りました。

そしてそれが最後、CD-ROMが消えました。
国税庁からは小型の封筒に書類一式と合わせて貰いました。
私はバインダーで移民書類などを保管していて、その封筒と書類は全て残っています。
何が起きたのか考えられないのですが、引越しの際にくまなく探しても見つかりませんでした。

「盗まれて悪用?」も頭を過ぎりましたが、Facturaが無駄に発行されている形跡も無く、銀行から使途不明金が流出している気配もありません。
この後の’16に別手続きの際にデータミスが発覚し、全てをクリーンアップして更新し直すという事がありました。
データ保管もCD-ROMからUSBになり、パスワードも変更済みで悪用の心配はありませんが、不覚でした。

RFC情報はデータ保存して携帯

外国人がRFCを聞かれるのは、確定申告などのお役所手続き時か、Facturaを発行してもらう時ではと思います。
私が渡墨した頃は、RFCに紐付けされている住所が実際に住んでいる住所になっている事が大事と言われました。

実際に住所変更した後で3ヶ月だったか6ヶ月以内に国税庁に登録をすれば、その期間内のFacturaは旧住所でも控除対象になると聞いた事があります。

昨年末の法改正からは、「Factura上の住所はそれほど問題ではなくRFC番号さえ間違っていなければ良い」というのが、確定申告時に見積を取った会計士のコメントでした。
いずれにしても何かあった時に問題を大きくしたくないので、私は転居の度に変更しています(国税庁のHPで可能)。

登録した内容はPDF化して携帯に入れ、RFCを聞かれた場で住所記入も必要な場合は登録通りの住所を記入するようにしています。

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