メキシコで月次申告(1)
※当時の手続き方法なので、最新の申告方法とは異なる点があることをご理解ください。
自称フリーランス として申告
もう書いたかと思ってたけれど、書いたことないようで … 毎日Blog書かないし、書いても思い付きで綴るから記憶力が怪しい。
フリーランスとして4回月次申告を終えて、一通りの疑問・困難をまわった気がするので綴ってみようと思います。
何度か書いているように、今春から自称フリーランスです。
“自称”と言っても怪しい者ではなく、特に資格も無く、簡単な登録で始められるので☺
税務署には日本語でいうところの“専門スキル提供者”として登録をしています。日本でいう青色申告者ですかね。
かなりざっくり解説ですが、メキシコは会社と個人、共に月次と年次申告があります。
これまで年次は会社員時代に勤務先委託の会計士と組んで4回、個人では退職後の2017年分を行いました。
フリーランスとしての月次は今年が始めてでした。
というわけで、最初の報酬を貰って早速月次申告スタート。
電子署名は既に所持しているので、基本は国税庁のサイトでできます。
早速サイトで“Declaración Mensual(月次申告)”を見つけ入力してみました。
「ほほぅ、悪くない」
でもやはり最初だし、外国だし、第三者の見直し無しではリスクが高い。
とりあえず入力・保存して、プロの見直しを入れることにしました。
申告の無料サポート
早速サイト経由で予約を取り、州の税務署に出向きました。
USBに自分が発行した
税務署には駐車場が無く、探し回るうちに予約時間を10分過ぎましたが、「遅れてすみません」など口にすることもなく“これはまだ約束時間内”だしなと普通に受付で手続きを済ませていたメキシコ色の自分。受付の人も「ようこそ、2pmの予約ですね」なんて2:15pmに着いた私に言ってましたから☺

受付で番号表を貰い、待合所のスクリーンに番号と部屋(区画)番号が表示されたらそこに行きます。
番号表を見せると10台ほどならぶノートPCのうちの1台の前に座るよう指示されました。
既に3人ほどが他のPCで作業をしており、それに対し1〜2人のサポートが対応しているようです。
私は既に入力を済ませていたので、入力済み画面を見せつつ「xxxと思ったからこう入力した」という説明を始めました。
すると、サポートスタッフが質問や指摘をしてくれるのです。
全て入力したところで、初回の報酬に対しては経費が無かったのでそのまま
申請ボタンを押すと16桁の番号と金額が表示されたPDFが発行されるので、USBに保存です。
この番号を以って、個人の銀行から該当額を支払い終了です。
この辺りは企業の納税プロセスと変わらないので特に疑問はありませんでした。
ひとりでできるもん!
…と言いたいところだけど、経費の入力が無かったのが気になる。
やはり、所得・経費の両方を入力し、算出される納税額のプロセスを見届けたいもの。
年次申告のBlogの時に何度か言及しましたが、メキシコでは
今後はぼちぼち営業もと考えているので、自腹の交通費や交際費が出たら経費で落とすものは全てFacturaで領収書を貰うことは必須です。
会社員になって経理を任されたころ、このFacturaの不可解さに時折悩まされました。
私のビジネススペイン語はほぼ100%がこちらに来て仕事で培ったものです。
辞書で見ると「請求書」とあるのに、発行されるのは支払いが終わった「領収書」のようなタイミングなのです。
日本に居た私のキャリアに経理はほぼありませんでした。
お金といえば、与えられた予算に対してコスト分析はありましたが、それと請求書処理とは別物です。
そんな程度の経験しかない私に、この「電子請求書をさばいて」という洗礼。
こちらの会社では委託経理事務所と組んで申告など進めていたので、電話や事務所での打ち合わせなどを通して色々学ばせてもらいました。もはやPLやBSなどはスペイン語での語彙の方が豊富な気がします。
おかげでフリーランス初年度の月次申告をほぼ自分でこなせたので、当時は未経験のタスクを与えた社長に半ば逆恨みでしたが、これで“感謝”として昇華できた気がします。
