メキシコで月次申告(1)

自称フリーランス として申告

もう書いたかと思ってたけれど、書いたことないようで … 毎日Blog書かないし、書いても思いつきなことが多いから、記憶力が怪しい。

4回月次申告を終えて、一通りの疑問・困難をまわった気がするので綴ってみようと思います。

何度か書いているように、今春から自称フリーランスです。
“自称” というのは、個人事業者登録ではないので、なんとなく。
税務署には“個人+専門スキル提供者” という趣旨の登録をしています。
経理畑出身でなく日本で個人で活動をしたことがないので不確かですが、白色申告者のようなイメージ?と漠然と思っています。

恐らく収入が増えたり、下請け(社員)を持つようになれば、個人事業者にする利点もあるのでしょうが、現状はまだ様子見に近い部分もあるので。

メキシコは会社と個人、共に月次と年次申告があります。
これまで年次は勤務先委託の会計士経由で4回、個人で2017年分を行いました。
月次は今年が始めてです。

6月から給与と経費が発生し始めたので、やるしかない。
電子署名は既に所持しているので、基本は国税庁のサイトで出来るはず。
早速サイトで“Declaración Mensual(月次申告)”を見つけ入力してみました。
「ほほぅ、悪くない」

でもやはり最初だし、外国だし、第三者の見直し無しではリスクが高い。
とりあえず入力・保存して、州の国税庁に出向き一緒に見てもらう事にしました。

申告の無料サポート

人が気にしない事で臆病なのに、人が気にするところで根拠のない自信で乗り切るクセのある私。

ここでもそれを発揮しそうになりましたが、この国は政府より権力を持つように見える国。
早速サイト経由で予約を取り、国税庁へ出向きました。
USBに自分が発行したFactura(ファクトゥーラ)(電子請求書)と経費(交通費など)の電子請求書、Excelで作った入出金管理表、電子署名を保存し、いざ出陣です。

国税庁には駐車場が無く、探し回るうちに予約時間を10分過ぎましたが、「遅れてすみません」より“これはまだ約束時間内”と普通に受付で手続きを済ませる メキシコ色の自分が怖い。受付の人も「ようこそ、2pmの予約ですね」なんて2:15pmに着いた私に言ってるし。

受付で番号表を貰い、待合所のスクリーンに番号と部屋(区画)番号が表示されたらそこに行きます。
番号表を見せると10台ほどならぶノートPCのうちの1台の前に座るよう指示されました。
既に3人ほどが他のPCで作業をしており、それに対し1〜2人のサポートが対応しているようです。
私は既に入力を済ませていたので、入力済み画面を見せつつ「xxxと思ったからこう入力した」という説明をしました。

初回に関しては経費と思っていた交通費は、私宛でFactura(ファクトゥーラ)(電子請求書)を発行していたので何かしないといけないのかと思っていましたが、既にエージェンシーへの請求代へ含んでいたので特に経費申請は無しでした。

全て入力したところで、6月は収入のみになったのでIVA(イバ)(付加価値税)が算出されました。
申請ボタンを押すと16桁の番号と金額が表示されたPDFが発行されるので、USBに保存です。
この番号を以って、個人の銀行から該当額を支払い終了です。
この辺りは企業の納税プロセスと変わらないので特に疑問はありませんでした。

ひとりでできるもん!

…と言いたいところだけど、経費の入力が無かったのが気になる。
やはり、所得・経費の両方を入力し、算出される納税額のプロセスを見届けたいもの。

年次申告のBlogの時に何度か言及しましたが、メキシコではFactura(ファクトゥーラ)(電子請求書)が無いと申告に値しません。
ちなみに「Facturaが 無い海外での出費は、経費にはなるけれど控除対象にはならない」というのが会社員時代の経験ですが当時は細かい計算は見ていなかったので、これがどう納税額の算出に影響するのか、自分が全プロセスを行う今もよく分かっていないです。
次回帰国時はちょっとした営業もと考えているので、その前後でまた調べますが、当面はメキシコ貨幣での入出金のみなので、経費で落とすものは全てFacturaで領収書を貰うことは必須。

会社員時代にこのFacturaの不可解さに時折悩まされました。
そこで7月分の納税時も、やはり国税庁でサポート係に見て貰いながら行う事にしました。

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