メキシコで初めての年次確定申告(3)

(3). 医者にかかった領収書

2017年は2回病院にかかり2つのFacturaも持っていたので、これだけでOKです。
発行時点で私のRFC(納税番号)に間違えがあったので、その時点で訂正して貰っていました。
間違いが無いかは貰った時点で確認してすぐ訂正発行させることが大事です。

ただ1回目はカードを忘れてしまい現金で払った治療費だったので控除外でした。
“これ、申告対象にならないんじゃ”と思い受付で「現金しかないけど、控除対象になりますか?」と聞いたら「なりますよ」と言われたのにね。
知らなかったんだろうな、でも「分かりません」とはまず言わないメキシコ人。

基本的にその後訂正が必要な事は一回は交渉しますが、もう諦めます。
大方の企業経理や会計士はなんだかんだ理由をつけて対応しません。

なぜ?

面倒だから。

企業でFactura発行と経理を大方見ていた私の経験上、同じ月内なら特に何の問題も無く訂正的な対応できます。経理上、システム上、全く問題ありません。

SAT(国税庁)に別件で行った時も質問しました、「全然出来るよ」とお墨付き。
「何でほとんどの所が対応してくれないのですか?」と聞くと「面倒だから」とこれもお墨付きの回答です。

(4). 自己購入の家は持っていない

「INFONAVIT(住宅購入積立制度)を使って家を購入していれば影響がある」と聞きました。
これは会社員が給与から強制的に積立・返済に充てられるものです。
給与によって額が決まり、社員が25%前後、会社が75%、国が5%前後だったかを積立て、社員が家を買う際に政府の機構から低金利で融資を受けられると漠然と把握しています(うろ覚え)。
最近では銀行と利子に大差ないようですが、銀行の場合返済が滞れば即刻家は没収、INFONAVITの場合は無職で返済が滞ると一定期間の返済猶予があると聞いたことがあります。

“メキシコ人が貯金が出来ないので”というのが設立の根本的な背景と聞きました。
最初聞いたときは”は?”と思いましたが、5年強メキシコ人を見て来た今は”そうでしょうな”と言える。

私はメキシコで家を買う考えは200%無いけど、天引きは義務でどうしようもない。
家を購入していると、ここでも何かしら書類が必要らしいですが、私は購入していないので特に詳細を掘り下げませんでした。

いざ、事前入力

とりあえず出来るとこまで入力してみようと、国税庁のサイトにログインしました。
“Trámite”項目の中に”Declaracion(デクララシオン)“(確定申告)のボタンを見つけたので、ザッと目を通します。
私のRFC(納税番号)に対して2017年に発行されたFactura(ファクトゥーラ)(電子請求書/領収書)が全て登録されています。控除対象か否か関わらず全てです。
従って車両保険の領収書もありましたが、控除外なのでこれは無視します。

現地社員で収入が一つだった私はシンプルなので、特に難しくないだろうとは思っていましたが、一つ懸念している事がありました。

2017年末にまた会計規則に変更があり、Factura(ファクトゥーラ)の記載事項が更に詳細に分けられ厳しくなりました。
病院のFacturaは規則変更前に発行されているので、特に問題はありません。
規則変更に即したFacturaが発行されたか気にしていたのは、個人で契約した医療保険会社のものでした。

つづく

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