メキシコで月次申告(2)

経費で仕事道具を始めて購入

7月もありがたいことにお仕事がありました♪
ありがたいものです。

内訳は6月は通訳100%、7月は翻訳100%でした。

どの業務にどれほどの需要があるか分からなかったので、特に何も準備せず始めました。
一ヶ月の中で30日毎日仕事でもないので、空いた時間でネットを使って諸先輩方のブログや本(Kindle)で拝見したり、並行して進めていました。

通訳は依頼された現場がまさに会社員時代の経験と合致したので、スムーズに始められたと思います。

しかし、翻訳は… PCがあれば良いってもんじゃない。
PCやOSの違いもありましたが、それはまたお仕事として別途書くとして、モニターが足りないのです。
私の手元にあったのは、以前渡墨に合わせて買ったMacbookのAir(小型)です。
仕事時には、翻訳に不可欠なCATツール・レイアウト確認のため翻訳原本(ExcelやWordやPDF)・辞書サイトなども常時開けている状態です。

さらに居間のカフェタイプの椅子で作業していましたが、案件が大型過ぎて、長時間の作業は腰痛を引き起こしました。

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つまり、経費が発生したわけです。
また、ガソリンや事務用品も仕事用途で発生し、経費がかさんんだのです。

Facturaは正しく発行してもらう

そんなこんなで7月が終わり、月次申告をと税務署へ向かいました。
準備は前回と同じです。

Factura(電子請求書)の記載内容については昨年末に大きな規則改正があったと言われました。
簡単に言うと
①RFC(納税番号)が合っていれば住所が誤っていても大丈夫(国税庁サポート係談)
②購入品用途
③支払方法
④支払回数
この4点が明確であること

細かくは、③④が呼応する場合や、カード払いである、分割払い時の規則などありますが、私の場合はこの4点が重要です。

間違いを指摘しても直さない下請けが多いので、これは情報を与える時に間違えない・念押しするを徹底するしか防御策が見えません。
(同月内ならまず訂正可能ですが、若干面倒な作業なので嫌がる)

申告には2ステップ

7月に貰ったFacturaの中での中で①〜④は問題がありませんでした。
問題はガソリンです。
IVA(付加価値税)という名のもとに課税するも16%じゃない。
といって、既定の％がデフォルト選択肢にも無いのです。

これは質問せねばと勇んで言ったわけですが… 答えられる人が誰も居ない。
納税時のサポート係は会計士の卵さんたちのようです。
私は会計のプロでは無いですが、ド素人でもなく、前回も彼らの指摘が間違えていた事も時にありました。

また、メキシコ人あるあるなのか、その場でチャチャッと計算し入力して、細かい解説は一切無しな箇所もありました。
「解決したから良いでしょ」というプロセスを気にしない文化なのかしら。

とりあえず、Facturaにある数値をすべてサイトに入力し、前回同様“申告”ボタンを押して完了。

じゃ帰ろうと思ったら「次は22番の区画へ」と同じくPCが並んだ区画へ促されました。
「今申告終わりましたよね？」と言うと「DIOTがまだだよ」と。
DIOT… 聞いたことある… あ、前職で経理担当の募集要項に会計事務所のアドバイスで入れた単語だわ。

DIOT(経費詳細)

DIOTはDeclaración de Operaciones con Tercerosのことだそうです。
第三作業者の申告といったところでしょうか。
実際にやってみると、つまり、下請けの請求書の詳細入力でした。
真っ黒な画面で、随分原始的なシステムなようです。

最初に申請した国税庁のサイトは各Facturaの総額申告のみで、その内訳が無いので、それをDIOTシステムで入力するという感じでしょうか。

そこでガソリンの税額も調整でした。
未だにロジックが分からんのだけど、サポートしてくれた彼女は私の質問にタジタジだったので、次に発生したら改めて聞くことにしました。
私ももう疲れていて☹

こちらも申請を終えると、係の人が「これで終わりです」と。
長い… しかも、このDIOTは操作がすごく分かりにくい。
「これ、一つのシステムにまとめればよくない？」と係の方に言うと「本当よね」と首を縦に振っていました。
最初のシステムで総額を入れる時に詳細も入れれば情報も精度高そうだし早いと思うのだけど。

メキシコっぽいといえばそうなのかしら。
横に物事が繋がっていないというか。そういえばCURPの誤り一つからからFM2、RFCのCURPの関連情報を個別に各事務所に訂正申請しなければいけなかったっけ。

このDIOTが経理募集要項に入る理由が分かる気がしました。
今までは会計事務所で行っていて、結構面倒な作業なので、(私の)前職側にできる人がいれば圧倒的にラクになるわけだ。

DIOTも自宅PCにアプリを入れれば、総額を入れたサイト同様に自宅からできると言うことでした。
でもこの作り、PCの動きが悪くなるのが想像に易い。

間違えてペナルティを貰う方が納税履歴に傷がつきかねないので、月一回の申告は税務署に出向いて行うことにしました。