FM2とFM3/労働許可証(3)

私はFM3を2013年の渡墨時に初めて取得し、2014年に更新しました。
その後2017年にFM2へ切り替えています。
従ってその当時の現地採用者の話であり、最新の情報と方法はご確認下さい。
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とにかく申請の度に必要書類を移民局に確認しましょう

かくして、たった1日でろくな準備も無く在米メキシコ領事館で査証を無事パスポートに貼ってもらえました。
捨てる神あれば拾う神あり、法律が出発直前で変わった時も領事館で門前払いを受けそうになった時も頭を抱えましたが、良い受付のお姉さんや気を和ませてくれた中東人に会えて本当に私はツイていました(Vol.2参照)。

駐在の方や現地社員の方は、勤め先の人事と相談しながら取得が自然の流れだと思います。
会社の人事部長を信頼しきっていた私にも非はありますが、納得行くまで自分でも調べるのが大事と学びました。日本人の方のサイトも沢山ありますが、現地担当者に日本語は理解できないので”これ要らないのかな?”という不安があれば一緒に座って辞書を片手にでも確認出来る機会を作るのがベストだと思います。

申請費用の支払いと申請書類提出

居住州に戻ったら、管轄域の移民局でFM3カードを手に入れる為の申請にかかります。
移民局のHPにある費用と送金先を記録して、銀行に行き支払手続きを済ませておきました。
領収書を貰ったら、金額と送金先がきちんと見えるか(出力の質が悪くて見えないのは危険です)を確認し、その領収書をコピーしておきました。何かあった時の事を考えると、写メよりはコピーでの控えが効力を成す国です。

次にパスポートと申請書・証明写真(正面と横向き)・支払領収書を持参して移民局に出向きました。
勤め先の人事部長が申請書を記入して用意してくれましたが、移民局のサイトで申請書はダウンロード出来るようです。チョコチョコこの手の規則が変わる国なので、用紙は使い回さず必要の度に確認が必要です。
写真はこちらは質が悪いので、私は帰国の度に日本の証明写真ボックスで撮って、何かの時に備えています。
美肌機能でシミの修正したら、地元の同僚に「詐欺だ」と言われましたけど(笑)

証明写真以外は申請前に全てコピーをし手元に残しておくことを勧めます。
何かの手違いが移民局側であったとしても「こうだった」と印籠のように出せる証拠が無いと責任転嫁が当たり前の国です。

移民局では受付を済ませると整理番号を渡され、待合室にいると番号を呼ばれます。
この日は申請書を出して終わりでした。既に査証が貼ってあるからか、また面接などはありませんでした(’13時点)。

受付番号のようなものを貰えると思います(それともNUE番号かな…はるか前過ぎてうろ覚え)。
申請後は、移民局のHPからその番号でステータスの確認が出来たと思います。

指紋採取

2週間くらいだったかな、移民局から連絡があったかHPで確認して連絡したかうろ覚えですが、指紋採取へ出向きます。
2枚くらいの書類に署名と指紋をして帰宅しました。

指紋採取の後で許可が出なかったというのはまずないとは思います。
後は待つだけ…採取から一週間程経ったところでまた移民局へ出向き、やっとFM3取得です。

最新の情報が大事

私は戸籍謄本など日本や在墨日本大使館で何かをスペイン語で用意した記憶が無いんです。
初のFM3更新は翌年’14の春にしましたが、その時は忙しく写真の用意と指紋採取以外は人事のスタッフに任せました。
私が初回の申請をした時は政権交代で法律が変わったばかりだったのもあり、必要書類や有効期限が確立されていなかったのかもしれません。

今はどこで申請するにもスペイン語版謄本必要とか、在日メキシコ大使館で行うなら必要とか、勤め先の登記抄本が要るとか…。

最初に「メキシコに入国した後でLAのメキシコ領事館に申請に行け」と言われた時は”その方法は正しいのか?”と疑っちゃいました。現地の領事館ですべて説明し会社の名前のもと在米墨領事館で審査されているので問題は無いものの、どこか不安がね。
今はどうなんでしょ?

また、私の時は最初のFM3は1年期限でした。その次の更新では3年期限のFM3を取りました。
私の2ヶ月後くらいに来た日本人は最初の申請から3年期限が取れたと言っていました。
その後で日系企業の懇親会に出た時には「1年期限分しかなく毎年更新しないといけない」と聞いたこともあります。

当時から時間も経っているので、申請の際はとにかく最新の正しい情報を確認する事が第一です。

今年はまた政権交代で法律が変わる可能性もあります。
気が抜けない国…。

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